
1897年、創業者・藤原長太郎が日本カミソリの製造と販売事業を立ち上げ、優れた職人を育てながら着実に事業の拡大を進めました。
当時の大阪・船場地域では、使用人に「〇〇吉」「××吉」と名付ける風習があり、当社もこれに倣い、多くの職人とともに発展する願いと、末広がりの縁起を込めて「千吉(せんきち)」というブランドを立ち上げました。
「千吉金(せんきちきん)」は、「千吉」の上位ブランドとして誕生しました。日本製にこだわり、伝統の職人技と厳選された素材を融合させることで、切れ味・耐久性・使い心地すべてにおいて圧倒的な完成度を追求しています。一つひとつの道具に職人の魂が宿り、使うたびにその違いを実感できる逸品として、多くのプロフェッショナルから支持を集めています。
「千吉金」は、鎌・鋏・刈込鋏・鉈などを取り揃える、日本製にこだわった園芸用刃物ブランドです。
日本の伝統技術と現代の製造ノウハウを融合させることで、切れ味の鋭さと高い耐久性を両立し、長く使える確かな品質を実現しています。
職人の手仕事による精度と、実用性を追求した機能設計が、日々の園芸作業をより快適で効率的なものへと導きます。
鎌や鉈をはじめとする多様な園芸用品の中で、当社では商品ジャンルごとに専門の職人と協力し、試作と改良を重ねながら高品質な製品を生み出しています。「三木金物」の特産地である兵庫県三木市に本拠を構える強みを活かし、伝統の技と現代のニーズを融合させるものづくりを実現しています。
地域に根ざした確かな技術と、職人との密な連携によって、一つひとつの製品にこだわりと信頼性を宿らせています。
当時、より多くの方にブランドを認知していただくために、「山は富士 刃物は千吉」というキャッチコピーを掲げ、認知拡大に取り組みました。その後、製品の品質グレードを明確に伝える目的で、「千吉金賞」「千吉銀賞」「千吉銅賞」の3段階へと分類を変更し、製品選びの基準をより分かりやすくしました。2004年以降は、ブランド戦略の再構築により、商品選定の明確化と品質訴求をさらに強化しました。
現在は、ハイグレードモデルに「千吉 金」、スタンダードモデルに「千吉」という2つのグレードを設定し、用途やニーズに応じた展開を行っています。とくに「千吉 金」は、園芸道具の信頼性を重視する生産者やプロフェッショナルから高い評価を受けています。
「千吉金 本鍛造剪定鋏」は、熟練の鍛造技術を用いて仕上げた高品質モデルです。鋭い切れ味と優れた耐久性を兼ね備えており、切断性能の持続力に優れるため、長時間の作業でも快適に使用できます。プロの造園業者から家庭菜園ユーザーまで、幅広いニーズに対応できる一本として、多くの現場で選ばれています。
「より快適な園芸作業のお手伝い」をテーマに、「千吉」は初心者にも扱いやすく、プロの高い要求にも応える園芸ブランドとして多くの支持を集めています。単なる道具としてではなく、園芸を楽しむすべての人に寄り添う“こだわりのパートナー”として選ばれてきました。
藤原産業ホールディングスのオリジナルブランドを紹介します。