先輩社員の声

  • 商品開発部が語る:園芸事業部
  • 担当者の方でも気がつかなかった変化がお客様ははっきり見抜かれる。
    うれしい反面ドキッとさせられます。
  • 園芸事業部 開発担当 平成5年入社

日々勉強の商品開発業務

私は園芸事業部の中で園芸道具の開発を担当しています。当社のオリジナルブランドとして販売する商品の仕様・価格・パッケージの決定が主な業務になります。

園芸用品は年末に新商品の発表をして2月頃までに営業が各お客様にご提案して、春にはホームセンターに新商品が並ぶというサイクルなのでそれに合わせた動きになります。また、メーカーさんの商品を当社として販売するかどうかの判断と、販売価格の調整も行います。
その中でメーカーさんとお話したりする中で、同じ商品開発をするものとして身につまされることがあります。

やはり長年『ものづくり』をされている方、時代の流れの中で生き残ってきた方の情熱やこだわりは並大抵のものではありません。鋏(はさみ)ひとつ取ってみても刃の角度から材質の硬さまでとことんこだわっておられますし、それが積み重なってできるノウハウは最終的に商品力につながっていきます。そういうメーカーさんの商品は価格競争に巻き込まれることもないですし、絶対的なお客様の支持に支えられているということから売場から消えることもありません。

私も同じように商品開発に携わっており、参考になるというより「そこに一歩でも近づけるように日々勉強しないと」と自分を律すると同時に、同じ『ものづくり』をする人間として恥ずかしくないようにと心がけています。

毎年100アイテム程の商品が私の手を経て出て行く訳ですが、そのときは全て自信を持って送り出しています。私が自信が持てる商品でないと売り出せないですし、上司の決済はおりません。
1つの商品を企画するのに、仕様を決めてからおよそ10個のサンプル品を作ります。その中で絞込みを行っていき1つの商品が仕上がって行きます。毎年100アイテムを発表するとして1000個のサンプル品を作って900個が無駄になっていくわけです。競争力のある商品を作るには妥協や怠慢は許されませんし、上司の納得できる商品・発売できる商品を作るだけでも、そういった工程を省くことはできません。

またお客様に支持される、買っていただける商品でなければいけませんから、時間を惜しんで研究することが必須だと考えています。そうした努力があって自信の持てる商品ができる訳ですが、何年か前に私が送り出した商品を見返してみると、「どうしてこうしたんだろう?」と疑問を持ったり、反省したりすることがあります。日々勉強です。

お客様の声にドキッ!

当社の商品開発の基本として、他社商品より品質が下回っていて価格も安いという商品は発売させてもらえません。
その結果は販売実績として顕著に表れてきますし、同時に利益も確保しないといけません。企業である以上売れない良い商品を作ってもいけませんし、利益の薄い良い商品を作っていてもいけません。

市場から判断して質を下げることもあります。また『切る』という行為に関して商品の材質のことをいえば、材質が硬くて薄ければ物はよく切れます。ただ硬くて薄いほど欠けやすくなります。

お客様の声として当社の商品を「長年愛用しています」という声が一番うれしいのですが、それを聞くのはクレームの時なんです。「10年前に買った御社のブランドの鎌を長年愛用してきました、10年経って刃が欠けたので同じ商品を買ったのですがどうも切れ味が悪い」とクレームがある。おそらくその方の使い方では10年前の材質が合っていたということです。しかし多くの方の意見として「刃が欠ける」というクレームが多ければ材質を欠けないものに変えます。

営業やホームセンターの担当者の方でも気がつかなかった変化がお客様ははっきり見抜かれる。うれしい反面ドキッとさせられます。

他部署とのチームワークと前向きな姿勢

商品開発をしていると他部署との連携が大切になってきます。 商品を売ってきてもらう営業には正しい商品知識を持ってもらうことが大切ですし、逆にお客様の声を伝えてもらいたいという部分もありますので相互のコミュニケーションが大切です。

また物流部門とは在庫のしやすい商品にすること、発売時の日程調整などしっかりとしておかないとスムーズに販売できません。その時にお互いが気持ちよく仕事をするために、笑顔と前向きな姿勢が大切だと思います。
実際に当社の良いところとして、各部門の連携があげられると思います。それは皆が忙しい中でも常に笑顔で前向きにがんばれているからだと思います。

営業を含め8割くらいのメンバーが私より年下、もしくは同じ世代という若い組織の中でコミュニケーションが取りやすいということは言えると思います。年が近いというのは話しやすい、聞きやすいというのがありますからね。

各営業から何度も同じことについて質問があることがあります。私も営業の経験がありますので営業をしていて分からないことがあるのは不安ですし、すぐに答えてあげることがお客様の信頼につながることが分かっていますので、面倒くさいと思わずに笑顔で対応することが大切なんです。逆に「この商品売ってきてよ~」とお願いしたり、営業と同行販売させてもらって直接担当者にプッシュさせてもらうこともあります。
お互い様ではないですが、お互いに頼られる、頼りにされる関係でありたいですし、持ちつ持たれつの関係が大切です。

笑顔と前向きな姿勢で対応することは毎日気をつけている部分ですし、私のこだわりでもあります。次の人材にも求めたい部分です。